PCショップEYESが“穴あきSSD”販売の経緯を説明し、謝罪
ちょっと話題になってましたね(笑
色々言い訳してますけど、「これ廃棄でよろしく」と頼まれたのを
そのまま売ったというのは明らかで、無理矢理逃げ切る感じのやつかな。
記憶デバイスに穴を空けて処分するというのはHDDでは定番の手法なんですけど、
SSD(特に近年の)は集積化が進んで基盤が小さくなってますので、
2.5インチサイズだとスカスカなんですよね。
適当に画像を借りてきましたけど、こんな感じで集積化が進んでます。
というかM.2サイズのSSDで4TBとか可能になってますしね。
なので、適当なとこに穴開けといて再利用しちまえというのは
割と考えられると思います。
上の組織(や上司)的には見た目が破壊されてればそれでOKという
感じになりやすいので、こういう問題が起きるんですよね。
実際は、SSDの場合はきちんと物理的に破壊したいのならNANDチップを
個別に壊すのがベターですな。
上の画像で言えばこれです。
基盤やコントローラーは換えが効くので別にどうでもいい。
ちなみにSSDもスマホも使われてるNANDチップはほとんど同じ類の物ですので、
スマホの場合も凄く気にする人だったら完全破壊が必要かもですね。
スマホは総合的な機器でSSDのような記録デバイスとは違いますので、
読み出す経路がだいぶ面倒になるのでそこまで気にしないでもいいかなとは思いますが。
記録されてるNANDチップだけを取り出して他の手段に接続して読み出す、
と言った事は可能ですけど、普通の個人が使ってるスマホにそこまでの労力を
かける人はいないだろうという感じで。
今回の件や以前からよくあるHDDの横流しなんかで問題になるのは
企業や官公庁が使ってたデバイスの話ですからね。
企業秘密や国のデータとなると全然話が違ってきますので。