carcass5382's diary

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ぼっち・ざ・ろっく

この前初めて見たんだけど、最高ですね。

ぼっちが随所で危機をひっくりかえすパフォーマンスを発揮するとか、いい。

(それも並々ならぬ思いから来ている物で、適当な物じゃない)

他にもそれぞれに思いがあって、バンドとして結束している話もいい。

後、曲もいい。

皆が真剣に音楽に取り組んでいて、テキトーに音楽たのしーとか言ってる

やつとは全然違う。

 

恐らく映画やアニメに自分を投影して見る方は多いと思うんですが、

自分にとって、本作はそれに近いものがありますね。

自分は普段コミュ障とは言わないけどそれに近い感じで、

でも演奏活動してた時は、それだけは別にやれてたなあとか

そういう感情を思い出させてくれました。

 

これもバックグラウンドがあって、自分は中学の時は毎年全国に行くような吹奏楽部に

いました。休みは元旦だけで364日部活みたいな。

(ただしこれも自主的に入ったのではなく強引に勧誘された)

とここだけ書くとどうも強引に入れられたけど日陰部員だったみたいに思えるかも

しれないけど、実は中心人物の一人だったりしました。

 

 

当時はゲームやりたくて仕方なかったけど、今となっては感謝してる。

とにかく演奏スキルは上がりましたから。

(部員としてではなく、Sax三人のアンサンブルメンバーとして招集された事もある)

それが高校になって、ほとんど自主活動みたいな吹奏楽部に入った。

(顧問も、よくある「顧問=指揮者」ではなく野球部の顧問の先生が

名前貸し的に担当してくれていた)

そうなると、失礼ながら部員の皆は「そういうレベル」な訳です。

(しかも自分には所謂「指導力」が皆無である)

自分は演奏会の曲目が決まったら、小一時間さらえばもう終わりみたいな感じ。

これだけ見るとつまらない高校生活に見えるかもですが、実はやりたい事を

やりまくってたという点では高校の時の方が充実してました。

 

自分が好きなT-SQUAREやインストの譜面を勝手に買ってきて、

勝手に練習してるみたいな感じでした。

でも練習自体は同じ校舎の各教室でやってる訳で、皆にも聞こえてたんだよな。

そういう事もあって、自分の楽器(Sax)でソロパートがあったりすると

必ずお前がやれってなってました。

つかマウスピースもこの時点でヤナギサワのメタルにしてたし、

もうお前吹奏楽じゃねーだろという面もあったよな(笑

(もちろん自分から後輩に「このソロはやった方がいいよ」と勧めたりはしていた。

難しくはないが音色を活かせるようなソロパートは譲っていた)

今考えると、みんな認めてくれていたんだなあ。

一人だけステージの前で独奏とかよくあったし、今考えたら凄いな。

 

ただこれが無駄な部活動だったかというとそうではなく、

それこそ色々な種類の方と知り合えたし、自分の好きな演奏活動と

皆でやる演奏活動と両方やれた。

むしろ中学時代のガチガチな活動よりも充実してたと思っている。

(高校になってから全国○位とかそういうのは全くないが、自分にとっては関係ない)

 

ある時4つだか5つだかの高校の合同演奏会に参加する機会があって、

そこでもソロパートを誰がやるかという事で、候補が一通り演奏して

決めるという事があった。そこでも結局自分がやった。

(結構有力な高校もいたと思う。なので「あいつ誰だ?」となってた可能性はある)

その時の指揮者(つまり5高校ぐらいの中で一番力のある顧問=指揮者)に言われた事は

今でも詳細にはっきり覚えている。

「君、こういうのはほんとに上手いね」と言われた。

(つまり、逆説的に言えば基本や吹奏楽部としての部分は大したことねーなという事)

そりゃ普段から基本はテキトーで勝手なインストバンドの譜面ばっか練習

してりゃそうなるよなと(笑

 

 

そんな経験があるので、今回のぼっち・ざ・ろっくは重なる部分が多く

とても好きな作品になりました。

普段はほんとにダメ人間だけど、表現する手段があればやれるんだと。

 

 

 

 

 

余談ですが、自分は「けいおん!」は全く共感できない。

(他の作品を例に出して比較するとか論外で、全くナンセンスなのは

わかっているのですが。でも今回だけは許してくだせえ)

けいおん!が多くの方に好かれている作品だというのは承知していますし、

それを否定するとかそんなんじゃないです。

 

あの連中、やる気ないのに演奏はそこそこ上手かったりする。

演奏活動ってのはそんな簡単なもんじゃねーんだよと思ってしまう。

京アニは大好きですが、それとは別問題。

テキトーな練習しかしてないのになんか全国大会行っちゃった!みたいな

アニメがあったら絶対好きになれない。

まあこれは当事者だった者のエゴだとは思いますけどね。

これが理由で、同じく京アニのユーフォシリーズも見られていなかったりする。

 

だから、今回のぼっち・ざ・ろっく!には凄く思うところがある。

まあ何が言いたいかというと、音楽最高!バンド最高!という事です(何

結局未だにcarcassだのMEGADETHだのArchEenemyだと言ってますしね。

もちろんS.S.T.や派生した方々もそうです。

自分のバックグラウンドは、まさに音楽でしかないなと思ったりしました。

 

 

 

※※※

この記事を見た方、何か「俺はすげーだろ」的な感想を持たれたら申し訳ない。

自分としては全くそんなつまりはありません。

あの時はああだったんだな、という回想だけです。

人それぞれに表現の仕方はあるんだという事を何とか伝えたかったのですが・・

 

本当に難しいんだけど、人それぞれに持っている物があるんだと・・

ああ、うーん・・

(多分明日に編集します)