PC:CMR方式のNAS向けHDD「WD Red Plus」に8TBと10TBの新モデル
CMR方式のNAS向けHDD「WD Red Plus」に8TBと10TBの新モデル - AKIBA PC Hotline!
簡単に言えば、CMR方式は旧来の書き込み方式で、SMRが最近新しく採用されている
書き込み方式です。
従来よりHDDというのはヘッドの移動の縮小やディスクの密度を上げる事により
大容量化を実現してきていましたが、SMRはその技術を流用し、新しい
ハードを開発する事なくさらなる大容量化を実現した技術です。
実際には、書き込むトラックを「半ずらし」のように重複させる事により
結果的に大容量化を実現させています。
(その様が似ている事から、日本では「瓦書き」などと言われている)
そして何が問題になるかというと、その重複している部分に新たに書き込みが
発生した場合は、単純にそこに書き込めないので該当部分のデータは廃棄し、
他に上書き可能な部分に書き込むという作業をしています。
つまり1つのデータに2つの作業が発生するので、負荷や劣化も2倍という事になります。
なので、世間一般ではCMRで済むならそっちにしといた方が安全だ、という
風潮になっています。
ただ最近の大容量化はSMRでないと実現できない容量も多いので、12TBとか14TB以上の
ドライブになると結局SMRしかない場合も多くなっていると思います。
自分の場合も、今使ってる10ぐらいあるドライブのほとんどが6TB以上に
なっているので、そこから置き換える場合どうしてもSMRのしかないかな、と
なる場合が多いですなー
重複する書き込みが発生しやすいのはランダムのリードorライトですので、
まあデータ用ドライブだったらええか、と妥協するしかないかなという感じ(笑
値段気にしなきゃ色々あるけど、それはな~
こっちはしがない末端ユーザーですから(笑