各社Snapdragon888搭載端末のベンチマークスコア
これはSD888の性能が悪いんじゃなくて、各社の「最適化ファーム」
が正常に働いていてそれがきちんとベンチマークに反映されている
と考えるのが自然でしょう。
Oneplusがベンチアプリの時だけ制御モードを外した状態にしたら
怒られが発生してGeekbenchから削除されたのも記憶に新しいですが、
既に各社ともSD888の発熱に対してそれぞれの対策を打っている
という事なんじゃないでしょうか。
対策をした上にズルをしてない場合はそれがそのままベンチのスコアに
出ていると考えればいいんじゃないかと。
または何も考えてなく発熱し放題だからスコアも高いとか(笑
SD888のスペック自体は間違いなくいい物ですので、ユーザーも
「ベンチが低いから○○はクソ!」とか短絡的な事を言わずに
なぜそうなっているのかを考えるようにしたいですね。
(もちろんただ最適化が進んでないから性能が出てないだけ、
とかの場合もある)
後これは余談ですが、PC向けのCPUやGPUの場合は製造プロセスが
それ程進んでいなくても高機能化した場合冷却を強化すれば何とかなる
(最近は水冷が流行っている)けど、前述のようにスマホのような
冷却機能には期待できないデバイスの場合、高機能化するのに伴って
どうしても製造プロセスも進めなければならないというのがありますね。
(それでもAMDは7nmまでは達している、反してIntelは10nmも
ままならない状態で苦労している)
こういう事情も合わせて見ていると結構面白いと思います。
後スマホでも「液冷」というのがありますが、これは内部的に
放熱板orヒートシンクへ熱を移動させるためのパイプに液体を
使用することにより効率化するという物であって、PCでいう水冷とは
だいぶ違う感じです。(そしてそこからの放熱は結局自然放熱)
PCの水冷はいわゆるラジエーターのような物ですし、最終的にはファンを
使用して放熱しています。
そのファンも最近では2連ファンや3連ファンが当たり前になってますので、
冷却性能では比較にならんですな。